パソコンとの出会い

富士山の裾野、御殿場より第二の人生は暖かい豊川で過ごそうと、移り住んで２０年経ってしまった。

二人の息子たちも親離れをしてしまい、覚悟をして二人の寂しい生活がはじまった。

あまり外に出ないじーの相手にと、子犬を飼い始めた。雑種だがとっても利口な犬で、こちらの言うことは

分かってくれて、口は利かないだけに可愛がって育てた。大事に育て１５年間、お陰で大病をすることもなく、

丈夫な犬だったが日増しに足が弱くなってきた。気を付ていたがある日、突然のお別れとなってしまった。

犬がいなくなってしまって、二人の心にポッカリと穴があいてしまった。あいちばーも長年勤めた仕事も、

体がついて行かなくなり、年金が頂ける年になったので辞めてしまった。さあーこれから二人で何処かに

旅にでも行こうと思っていたのに、主人に持病が出てしまって、思うようにならなくなった。

そんな所に思いがけなく、じーの兄弟がパソコンを遣らないかと勧めてくれた。パソコンについては息子にも

誘われていた。息子が言うのに孫の写真も直ぐに送れるよとか、メールも楽しいと夢のような話がいっぱい

日頃から臆病な私が、今回は迷わず勧めに乗ってしまった。メールを入れるようになるまでに、どれほど

周りの人たちに迷惑をかけたことだろう。そんな私に懇切丁寧に教えてくれた、じーの兄弟には本当に感謝

をしています。離れて暮らす息子も応援をしてくれて、ホームページを作るきっかけを作ってくれた。

失敗の連続だったが、乗り越えたときの喜びをこの年になって味わえたことは、心から幸せに思う。

ラジオだったか、新聞で読んだのか忘れたが、年を取ると記憶力は衰えるが、好奇心は増して来るという

益々好奇心旺盛なあいちばーになろう。